福島県医療ソーシャルワーカー協会は、福島県内の病院等で働く医療ソーシャルワーカーや、その普及・発展を支援する人々によって構成されている団体です

会長あいさつ

当協会は昭和36(1961)年2月10日、福島県医療社会事業協会として現職7名で発足されました。そして平成5(1993)年、福島県医療ソーシャルワーカー協会へと名称を新たにし、半世紀を超える歴史を刻んでおります。

現在の会員数は約300名を超え、保健・医療・福祉の様々な分野で働くソーシャルワーカーが集結しており、その活躍の場は病院をはじめとした保健医療機関に留まらず、居宅支援や地域支援の場、また施設サービスの場へと広がりを見せ、会員の所属先を見ると精神保健福祉分野、高齢・障がい・児童福祉分野、地域包括支援センター、行政機関など多岐に渡っております。

診療報酬での評価等、医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)へのより高い専門性が期待される中で、当協会は①資質向上のための研修事業の推進、②地域に根差したソーシャルワークの実践、③事業への会員参加の推進、④保健医療機関等にソーシャルワーカーの配置・定着を図るための啓発活動、⑤県民の人権擁護のためのより良い支援の提供、の5つを柱に、これからも社会の要請に応え得るソーシャルワーカーであるための活動を推進していきたいと考えております。

また、我々は創立50周年を迎えた2011年、未曾有の被害をもたらした大震災を経験しました。今も尚仮設住宅で生活されている方がおり、未だ終わりの見えない本県の復旧・復興とそれに絡む多種多様な問題。地震・津波とそれに伴い発生した原発事故の影響は、直接的な被害だけではなく、間接的にも広範に渡り且つ限りなく多面的な影響を及ぼしています。

震災から10年以上の時が過ぎていますが、あの日以来還ることのない総ての人々、そして地域の復興支援にはソーシャルワーカーとして大いに力を発揮すべきところであり、今後も愚直に取り組み続けていきたいと思います。

理事会はじめ多くの会員の力をお借りして、本県のソーシャルワーカーのアイデンティティと専門性が担保できるよう努め、先輩方が築いてきた伝統を受け継ぎ、日々研鑽を積みながら新たな未来に向かって歩み続けていきます。

 

結びとして、このホームページをご覧になった皆様にとって、医療ソーシャルワーカーに出会うきっかけとなることを願っております。

 

福島県医療ソーシャルワーカー協会
会長 熊田貴史

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